業界や企業の基本的なことを知ることは自分のモチベーションを高める上でも、また雇用側とのミスマッチを避ける上でもとても重要です。
また、よく知ることはそれだけ面接その他での対応を容易にし、印象をよくすることにもつながります。まずは、世の中のことを知るために、業界や企業の基本情報を調べましょう。
これらは、就活のための定番の情報資料です。関心のある業界や企業を調べましょう。
就職は長い期間にわたるので今良くても将来どうなるかはわかりません。逆に今は悪くても将来は明るいというところもあります。短期的な目で見るのではなく、長期的に見てどうかという視点も必要です。
データベースは、特定の企業や業界について深く調べたい場合には非常に有効です。新聞記事や業界の記事などを見れば、特定の企業や業界がどのように報道されており、どんな問題が指摘されているのかがわかります。また、その企業や業界をよく知ることは仕事への関心を高め、あなたの自信にもなります。
障害や健康上の理由で就労に対して一定の不安を持つ人にとっては、企業がそうした問題に対してどの程度理解があるのかということが非常に重要な情報になります。会社の方針や社風の影響を強く受ける問題ですが、大きな会社であれば、職場によっても非常に異なりますので、一律に判断できる情報はほとんどありません。ただ、少なくとも会社全体としてどのような方向を目指しているのかは、さまざまな情報から推測が可能です。その手掛かりは、企業を評価する各種の表彰制度や指標の公表です。あくまで参考程度にしかなりませんが、特定の企業を目指すときの目安になりますので、チェックしましょう。
(それぞれの名称をウェブやデータベースで検索してみましょう)障害者雇用やダイバーシティに熱心な企業や、働きやすい会社を表彰する公的私的各種の制度があります。 表彰されていることが、本当に働きやすい職場かどうかの保証にはなりませんが、企業の方針や社会からの評価という面での参考にはなります。海外のものは、審査が非常に厳しいものが多いので外資系企業への就職を考える人は必ず見ておきましょう。またこうした企業は障害や病気の問題を持たない人にとっても働きやすい職場である可能性が高いと言われています。
●CSR 企業白書データ(東洋経済)障害者雇用率ランキング
●企業アクセシビリティーコンソーシアムのメンバー企業
●厚生労働省職業安定局「障害者雇用の現状等」2017 年
●障害者職業総合センター「障害者の就業状況等に関する調査研究」2017 年
東洋経済CSRプロジェクトチーム『指標とランキングでわかる!本当のホワイト企業の見つけ方』東洋経済新報社、2014年
ウェブや新聞データベースなどで、障害者雇用やバリアフリーについての講演の講師を派遣している企業をチェックすることも有効のようです。